子供がいる家の蜂の巣は今すぐ駆除すべきか 遊び場と通り道との重なりで急ぎ具合を決める
この記事の結論
- 急ぎ具合を決めるのは巣の大きさではなく、巣のある場所と高さが、子供の行き来とどれだけ重なっているかです。
- 玄関や遊び場、物干しのように子供が毎日通る場所と重なる巣は、今日のうちに立ち入りを止めて相談へ回します。
- 生活に支障がなく、人がそばに行かない場所の巣は、近づかないまま見守るという選び方もできます。
- 判断がつくまでは巣の真下と周りを使わない場所と決め、遊び道具と出入りの経路をその外へ移しておきます。
- 刺されて呼吸が苦しい、全身にじんましんが出た、意識がもうろうとするときは、ただちに救急車を呼んでください。
庭や軒下に蜂の巣を見つけて、同じ場所で子供が遊んでいると気づいたときは、巣に近づかないこと、そして子供をその場所から離すことが先です。どんな巣なのか確かめようとして近寄る動き方そのものが、いちばん危ない行動になります。
そのうえで決めるのは、今日のうちに手を打つのか、近づかないまま待てるのかという一点です。これを分けるのは、巣の大きさでも、何歩分離れているかでもありません。巣のある場所と高さが、子供の通り道や遊び場とどれだけ重なっているかで決まります。同じ大きさの巣でも、玄関の真上にあるのか、ふだん使わない裏手にあるのかで判断は変わります。まずは急ぎ具合が三つに分かれることを押さえておくと、自分の家がどれに当たるかを決めやすくなります。子供の有無にかかわらず、蜂の巣を放置しても大丈夫かどうかの見分け方は別の記事で全体をまとめています。
子供がいる家で見つけた巣は、急ぎ具合が三つに分かれる
子供の行き来と重なる場所にある巣は、その日のうちに子供の立ち入りを止め、相談へ回す側です。一方で、生活に支障がなく、人がそばに行けない場所にできた巣なら、冬に蜂が出入りしなくなるまでそっと見守るという選び方もできます。スズメバチやアシナガバチの巣は一年限りで、冬には中が空になり、翌年に同じ巣が使われることはありません。
どちらとも言えないとき、たとえば蜂の種類がはっきりしない、巣の場所が見えにくいという場合は、重なっている側に寄せて判断してください。見えていないものを都合よく考えないのが、子供がいる家での決め方です。
| 巣のある場所 | 今日の動き |
|---|---|
| 玄関、庭の遊び場、物干しなど、子供が毎日通る場所と重なっている | その場所を使わないと決め、今日のうちに相談先へ連絡する |
| 生活に支障がなく、人がそばに行けない場所にある | 近づかないまま見守り、判断をやり直す合図を先に決めておく |
| 種類も場所もはっきりしない | 重なっている側として扱い、早めに相談する |
当社でも、玄関先や通路など家族が毎日行き来する場所や、人通りの多い道のそばにある巣は、知らないうちに刺激してしまうため、見守りではなく駆除を考える側として整理しています。子供がいる家では、ここに遊び場と出入りの経路が加わるだけです。巣の種類や見た目、季節も含めて全体を確かめたい方は、蜂の巣を放置しても大丈夫かどうかを四つの点から見分ける手順も参考にしてください。
巣の場所と高さが、子供の行き来とどれだけ重なるか
急ぎ具合を測る物差しは、巣の位置と高さの二つだけです。同じ巣でも、玄関の真上にあるのと、ふだん使わない裏手の壁にあるのとでは、今日することが変わります。この二つを自分の家に当てはめると、先の三つのどれに当たるかが決まります。
玄関・遊び場・物干しなど、子供が毎日通る場所と重なっていないか
玄関、庭の遊び場、物干し、勝手口、駐輪場のように、子供が日々行き来する場所と巣が重なっているなら、見守りではなく駆除を考える側です。そこを通るたびに、気づかないまま巣を刺激してしまう機会が積み重なっていきます。
当社にご相談いただいた方からも、軒下を蜂が何匹も飛んでいて玄関からも近い場所だったので家族が刺されないか心配になった、小さい子どもがいるので庭に出たときに刺されないか心配だった、というお声をいただいています。どちらも、巣そのものより、巣と家族の行き来が重なっていることへの不安です。
では、そばを通るだけで刺されるのか。これは言い切れません。公的な案内でそろって示されているのは、巣や蜂を見つけたら近寄らないという一点です。刺されるかどうかを運に任せるのではなく、通らずに済む状態にしてしまうほうが確実です。
当てはめるときは、「玄関の真上」「砂場の上の軒下」「物干しの横の植え込み」のように、自分の家の場所の名前で言えるようにしておくと、相談のときにもそのまま使えます。
巣の高さは、手や物が届くか・真下が通り道か
高さは、子供の手や物が届くか、そして巣の真下が通り道になっているかで見ます。
人がそばに行けないような高いところの巣は撤去する必要がない、と案内している市もあります。屋根の高い位置や二階の外壁など、はしごを立てなければ届かない場所の巣が、これに当たります。ただし、その真下が玄関までの通り道だったり、子供が自転車を置く場所だったりするなら、話は別です。高さに関係なく、急ぎ側として考えてください。
子供の場合は、手が届くかどうかだけでは足りません。ボールや棒、水鉄砲は、思いがけない高さまで届きます。軒下や物置の壁のように、遊んでいる物が当たってしまう高さにある巣は、重なっている側として扱うほうが無理がありません。
なお、高い位置にある巣を脚立などを使ってご自身で扱おうとすると、蜂に襲われるだけでなく転落する危険もあります。高さを見るときは、ご自身が届くかどうかよりも、子供の手や遊び道具が届いてしまわないかを基準にすると、急ぎ具合を見誤りにくくなります。
巣に近づかないまま、確かめられることだけ確かめる
親ができる確認は、近寄らずに見える範囲だけで足ります。確かめようとして巣に近づく行動が、いちばん危ないからです。見るのは、巣の場所と高さ、蜂の出入り、前に見たときからの変わり方の三点です。
確かめるために近寄らない。窓越しや離れた場所から見る
確認のためであっても、巣には近寄らないでください。巣や蜂を見つけたときは近寄らず、近くに巣があるなら低姿勢で速やかにその場を離れる、というのが共通した基本です。
見る場所は、室内の窓越し、隣の部屋のベランダ、道路側など、巣から離れた位置から選びます。それだけでも、巣がどの場所の何の上にあるのか、子供の身長で届く高さかどうかは分かります。
巣の裏側や中の様子、蜂の細かい見た目までは分からなくて構いません。見えない部分を無理に確かめようとすると、結局は近寄ることになります。分からない部分は、相談したときに現場で見てもらうほうが早く済みます。
蜂の出入りと、前に見たときからの変わり方を見る
次の見どころは、蜂が出入りしているか、そして前に見たときから変わっているかです。巣の大きさを測る必要はありません。大きさで危ない・危なくないの線を引くことはできないからです。
測るかわりに、変わり方だけを見ます。前に見たときより巣が大きく見える、出入りする蜂の数が増えた。こうした向きの変化があれば、急ぎ側へ寄せてください。
反対に、蜂の出入りが見えなくなったときも、それだけで近づいてよいことにはなりません。出入りの有無は、近寄らずに判断をやり直すための材料として使います。見た日付をメモに残しておくと、次に見たときの変わり方が分かりやすくなります。
見て分かったことは、そのまま相談のときに伝える
見て分かったことは、そのまま相談のときに伝えてください。巣のある場所、だいたいの高さ、蜂の出入りの様子、気づいた日、この四つが分かれば、相談を受ける側はかなり具体的に状況をつかめます。
当社は屋根裏を含め、家の中と外のどちらの巣にも対応しています。写真を撮りにくい高所や屋根裏の巣もありますので、その場合は無理に近づかず、電話やお問い合わせフォームから状況をお伝えいただければ進められます。
今の時期と蜂の種類で、急ぎ具合はどう上下するか
位置と高さで決めた急ぎ具合を、今の時期と蜂の種類で少し上げ下げします。使い方はこの順番で、時期や種類だけで結論を決めることはしません。子供の行き来と重なっている巣は、どの時期でも、どの種類でも急ぎ側に残ります。
活動の盛りに向かう時期かどうか
これから蜂が増えていく時期に見つけた巣は、同じ巣でも急ぎ側に寄せます。スズメバチ類の活動期は一般に6月から10月までとされ、この時期は地域によって多少のずれがあります。発生数が多くなるのは9月から10月にかけてです。
つまり、春や初夏に見つけた巣は、これから蜂が増えていく前提で考えることになります。夏の終わりから秋にかけて見つけた巣は、活動が盛んな側に入っている前提で考えます。どちらの場合も、「もう少し先なら落ち着く」と当て込んで子供の行き来をそのままにしておくのは、分の悪い待ち方です。
一方で、一年限りで終わる巣ですから、いつまでも大きくなり続けるわけではなく、待てる巣もあります。今の巣がどの段階にあるのかを月だけで決めない見方については、スズメバチの活動時期を月ではなく巣の段階で見る考え方が参考になります。
種類が分からないときは危険な側に寄せて考える
種類がはっきりしないときは、危険な側に寄せて考えてください。種類が分かったとしても、判断が大きく軽くなるわけではありません。
たとえばアシナガバチは、巣を刺激しない限り攻撃してくることはないとされ、毛虫を食べてくれる益虫として駆除を行っていない市もあります。その一方で、刺す蜂の中で危険なものとして、スズメバチとともに名前が挙げられてもいます。攻撃性が高くないことと、刺されたときの危険が小さいことは、別の話として扱うのが安心です。
ですから、「おとなしい種類らしいから急がない」という決め方はしません。種類を手がかりに確かめたい方は、スズメバチの巣を見つけたときにまず決めることと、アシナガバチの巣を自分で駆除してよいかを条件から決める考え方をご覧ください。
判断がつくまでの数日、子供を巣に近づけないために
相談先の返事や到着を待つあいだに、家庭で決めておくことは四つです。使わない場所を決める、子供へ伝える、巣の近くの予定をずらす、巣に手を出さない。どれも道具はいりません。
今日から使わない場所を決め、遊び道具をずらす
対応が決まるまでは、巣の真下とその周りを「使わない場所」として決めてしまいます。通らないようにし、子供とペットも入れないようにしておきます。
数字で線を引くのは難しいので、場所の名前で決めるのが実際的です。「勝手口は使わない」「東側の庭には出ない」「この窓は開けない」というように、家族が一度で分かる言い方にします。立入禁止の範囲を何メートルと示した公的な案内はなく、そろって示されているのは巣に近づかないことだけですから、迷ったら広めに取って構いません。
そのうえで、子供が自然とその場所へ行ってしまう理由を外していきます。砂場の道具、ボール、三輪車、プール、ペットの水入れは、使わない場所の外へ移します。物干しも別の場所に移せるなら移し、無理なら洗濯物は室内へ干しておくと行き来が減ります。遊び道具が残っていると、どれだけ言葉で伝えても子供はそこへ戻ります。
子供には、守れる行動として短く伝える
子供へは、理由の説明より先に、守れる行動として短く伝えます。小さなお子さんがいるご家庭では、その場所で遊ばないことを伝えておいてください。
伝えるのは、蜂や巣を見つけても近づかないこと、石や棒を投げないこと、蜂が寄ってきても走ったり騒いだりせずゆっくり離れることの三つです。長い言葉は覚えられないので、短いまま何度か繰り返すほうが残ります。一緒にいる家族の誰にも、同じ言葉で伝えておくと行動がそろいます。
蜂が実際に寄ってきたときの体の動かし方は、蜂が追いかけてくるときの対処と離れ方でくわしく扱っています。
巣の近くでの作業や予定は、当面ずらす
巣の近くでの作業や予定は、対応が決まるまでずらしてください。においは蜂を刺激して攻撃対象になるとされているので、整髪料や香水をつけたまま巣のそばへ行かないようにしておきます。
庭やベランダで作業する予定があるなら、その日は場所を変えるか、対応が決まるまで先送りにするほうが落ち着いて進められます。草刈り、植木の手入れ、外壁や窓の洗い、物置の片づけなどは、どれも急がなくてよい作業です。
子供が集まる予定も同じ扱いにします。庭でのプールやバーベキュー、友達を呼んで遊ぶ約束は、場所を変えるか日を改めるという方法もあります。人数が増えると、使わないと決めた場所の線は守りにくくなるためです。
巣に手を出さない。自分で取るかどうかは別に考える
子供がいるあいだに決めることは一つで、巣に手を出さないことです。取り方を考えるのは、この段階ではありません。
慣れない駆除は一度に大量に刺される危険があるため、専門業者に任せるほうが安全です。巣に触る、物を当てる、落とそうとする、何かをかける、といったことは一切しないでください。家の中に子供がいる状態では、うまくいかなかったときの逃げ場が家の側にしかありません。
自分で取るという選択そのものがなくなるわけではありませんが、それは子供を離せる条件が整ってから考える話です。条件の立て方は、蜂の巣を自分で駆除してよいかを種類と場所から決める手順にまとめています。
様子を見ると決めたら、やり直す合図を先に決めておく
見守ると決めたなら、いつ判断をやり直すかを先に決めておきます。これを決めないまま日が過ぎると、様子見が放置に変わり、気づいたときには状況が動いていることがあります。
日数ではなく、変わったことを合図にする
合図にするのは日数ではなく、変わったことです。暦で区切って見直すと決めても、巣のほうはその区切りに合わせて動いてはくれません。
- 蜂の出入りが増えた、飛んでいる蜂を見かける場所が広がった
- 巣が前より大きく見える、形が変わった
- 子供が外で遊ぶ機会が増えた、庭仕事を始めたなど、巣の近くを通る用事が増えた
三つめは巣の側の変化ではなく、家の側の変化です。当社でも、巣の近くを通る機会が増えたとき(庭仕事を始めた、子どもが外で遊ぶようになったなど)を、相談いただく目安として挙げています。季節が進んで子供が外で過ごすことが多くなれば、同じ巣でも重なり方は増えます。見守ると決めたときの前提が崩れた時点が、やり直す合図です。
家族のあいだで、この三つを口に出して共有しておくと、気づいた人がすぐ言えます。
自然にいなくなるのを待てる巣と、待てない巣がある
待てるのは、人がそばに行かず、暮らしの邪魔にならない場所にある巣です。そうした巣は、冬に蜂の出入りが途絶えるまで、そっとしておくという選び方ができます。巣は一年限りで捨てられ、翌年に使われることもありません。
一方で、子供の行き来と重なる巣は、この条件に当てはまりません。待つという選択は「支障がない」という前提の上に成り立っているので、毎日その下を通るなら前提が成り立っていないことになります。
また、待つことは何もしないことではありません。使わない場所を決め、やり直す合図を家族で共有したうえで待ちます。見守れる巣と早めに動く巣の分かれ目は、蜂の巣を放置しても大丈夫かを巣の種類や場所から判断する記事でも扱っています。
どこへ連絡するかを、住まいと巣の場所から選ぶ
最初に連絡する相手は、巣が自宅の敷地の中にあるのか外にあるのか、そして持ち家か賃貸かで変わります。順番を間違えると折り返しを待つだけで日が過ぎてしまうので、先に選んでおきます。
| 住まいと巣の場所 | 最初に連絡する相手 |
|---|---|
| 持ち家の建物や敷地の中 | 住んでいる市区町村の担当課、または専門業者 |
| 賃貸住宅の建物や敷地 | 管理会社か大家 |
| 自宅の敷地の外(公園、他人の土地、集合住宅の共用部分など) | その土地や施設を管理している先 |
自治体が駆除するかどうかは住んでいる市区町村で分かれる
駆除まで行ってもらえるかどうかは、お住まいの地域で分かれます。同じスズメバチの巣でも、委託業者が駆除に来るところ、所有者や管理者で対応するところ、費用の助成や用具の貸出にとどまるところがあり、制度そのものを終えた例もあります。
| 市区町村 | 蜂の巣への対応 |
|---|---|
| さいたま市 | 住宅とその敷地にできたスズメバチの巣を委託業者が駆除(対象外となる場合あり) |
| 志木市 | 生命に危険を及ぼすおそれのあるスズメバチの巣に限って駆除 |
| 船橋市 | 要件のすべてに該当すれば委託事業者が無料で駆除、該当しなければ有料 |
| 武蔵野市 | 民有地の巣は市では駆除せず、業者に依頼した費用の一部助成と駆除用具の貸出 |
| 神戸市 | 個人宅等の駆除や費用負担はなし。助成制度は2022年3月31日で終了 |
対象になるのはスズメバチの巣だけというところ、連絡できるのが巣のある建物の居住者や所有者に限られるところもあり、条件の付き方までそれぞれ違います。お住まいの市区町村の案内を先に確かめておくと、連絡する相手を一つに絞れます。窓口への聞き方は、蜂の巣駆除を市役所に無料で頼めるかの確かめ方で順に説明しています。
専門業者へ相談するときに頼めること
専門業者へは、駆除を決める前の「見に来てもらう」段階から相談できます。子供を近づけないまま状況を見てもらえるのが、この段階の利点です。

私たちBeeDASHの場合、出張費、見積り、現地での巣の調査、駆除後の掃除、巣と虫の廃棄を無料にしています。巣を取るかどうかを決める前の調査だけで終わっても、ご負担は生じません。
屋外の軒下や庭木だけでなく、家の中の巣にも対応しています。壁のすき間や屋根裏へ蜂が出入りしている場合も、見えている範囲の様子をお伝えいただければ確認できます。スズメバチの巣について、自分で取るか任せるかの線引きと費用の考え方は、スズメバチの巣の駆除を業者に任せるかどうかの見極め方で扱っています。
自宅の敷地の外で見つけたときと、賃貸に住んでいるとき
自宅の敷地の外で見つけた巣には手を出さず、その場所を管理している先へ連絡します。私有地にあるものを市が勝手に処理することはできず、よその敷地の巣を無断で自分で駆除することもできないとされています。
公園や道路沿いの土地なら、その場所を管理している窓口へ。近所の家の敷地にある巣なら、その家の方へ伝えるところから始まります。子供の行き来と重なっていると、つい自分で何とかしたくなりますが、他人の土地で手を出すと話が別の問題に変わってしまいます。連絡と並行して、子供がその場所を通らない道順に切り替えておくと、すぐに子供を巣から遠ざけられます。
賃貸にお住まいの場合は、建物も敷地も借りている状態なので、まず管理会社か大家へ連絡してください。誰がどこまで対応するかは契約や建物の決まりによって違うため、自分で手配を進める前に一度確かめておくと、二度手間になりません。
もし子供が刺されてしまったときの最初の動き
刺されたときにすることは、そう多くありません。その場ですることと、迷わず救急車を呼ぶ合図の二つを覚えておけば動けます。
まず安全な場所へ離れてから、洗って冷やす
最初にするのは、蜂の近くから離れて安全な場所へ移ることです。その場で手当てを始めると、続けて刺されることがあります。
離れたら、針が残っていればピンセットや毛抜きで取り除きます。手で取らないようにしてください。そのあと傷口を水でよく洗い、氷や冷たいタオルで冷やします。水で洗うと毒が薄まり、冷やすと毒の吸収が遅くなります。
口で吸い出してはいけません。口に傷があると、そこから毒を吸収してしまうためです。子供は泣いて暴れることがありますから、抱えて室内へ入ってから、洗って冷やす順番で進めると落ち着いて行えます。
迷わず救急車を呼ぶとき
息が苦しそうにしている、体のあちこちにじんましんが広がる、吐き気を訴える、意識がもうろうとしている、めまいや失神がある、目を刺された。こうした様子が見られたら、その場で119番へ連絡してください。いずれも緊急を要する状態として、公的機関が通報を求めている合図です。
そこまでの状態ではなくても、腫れがひどい場合や気分が悪い場合は、医師の診断を受けてください。過去に蜂に刺されてアレルギーの症状が出たことがあるお子さんは、そのとき症状が出ていなくても受診しておくほうが安心です。
子供がいる家庭から多い質問と、今日決めること
子供がいる家庭からは、ほかにもよく出てくる質問が二つあります。それに答える前に、今日のうちに決めておきたいことを三つ挙げておきます。一つめは自分の家の巣が三つの急ぎ具合のどれに当たるか、二つめは今日から使わない場所をどこにするか、三つめは最初に連絡する相手をどこにするかです。この三つさえ決まっていれば、迷ったまま子供を巣のそばで過ごさせることは避けられます。どれも巣に近づかないまま決められる内容です。
作りかけの小さな巣なら、子供がいても急がなくてよいですか
小さいかどうかだけでは決められません。巣の大きさで線を引ける基準はなく、作りかけに見えても急がなくてよいとは言えないためです。
見る順番は変わりません。その巣が子供の行き来と重なっているなら、小さいうちでも使わない場所を決めて相談へ回します。重なっていないなら、出入りと見え方の変わり方を合図にして見守るという方法もあります。巣の条件から自分で取れるかを考える段階になったら、蜂の巣を自分で駆除してよいかを種類と場所から整理した記事をご覧ください。
巣が見当たらないのに蜂をよく見かけます
巣を探して庭や家の周りを歩き回らないでください。探している途中で巣のそばに立ってしまうのが、いちばん避けたい形です。子供には、その日はどこで遊ぶかをあらかじめ決めて伝えておきます。
当社では、巣が見つからないまま蜂だけを見かける状態や、飛んできた1匹についてのご相談もお受けしています。見かけた場所と時刻、何匹くらいかを控えておいていただければ、そのままお話しいただけます。
参考・出典



